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薬剤師転職ステーション

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    ブランクが長い場合

    潜在薬剤師の復職問題について

    現在薬剤師業界をはじめ、医療関連業界では慢性的な人手不足が深刻な問題となっています。

    人手不足の原因はいろいろですが、その中でも大きなものとして「潜在薬剤師」という人材の存在があります。

    「潜在薬剤師」とは、薬学部を出て薬剤師国家試験に合格をしているにもかかわらず実際の調剤の現場で就職をせずにいる人のことです。

    毎年薬剤師の人材については免許登録者数と実際の就業者数とが統計としてとられますが、その割合はかなり高い数値となっています。

    薬剤師の場合、6年制という長い在学期間と難易度が高い国家試験を受験しなければいけない都合により資格取得には相当の努力が必要になります。

    そうした資格は就職の際には大変有利になり、専門の求人に募集をすれば他の一般的な職種と比較してかなり高い給与を得ることもできます。

    にもかかわらず資格を生かした業務をしないというのは、育児や介護など家族の事情によるためです。

    女性薬剤師の場合には妊娠や出産、育児をするために必ず数年は現場から離れないといけませんので、そのときのブランクが再就職のときの大きな障壁となってきたりします。

    家族のために仕事を後回しにするというのは決して間違ったことではないのですが、一方で長いブランクを気にして就職をせずに資格と技能を眠らせてしまっているのは社会的に大きな損失になってしまいます。

    ブランクが気になる人におすすめの研修制度

    ブランクといっても1~2年程度ならそれほど現場の勘も鈍っていないでしょうし、少し勤務をしていけばすぐに慣れてくるかと思います。

    ですが第二子、第三子と出産をした女性の場合などは10~15年のブランクがあるということもよくあります。

    そうなると薬学の知識こそ備わっていても、現在の医薬業界でどういった方法で調剤が行われているかということをすぐにイメージすることができなくなってしまいます。

    しかしそうしたブランクを取り戻すために、最新の医療状況を把握でき業務に復帰するための基本的な知識を得ることができる研修制度も数多く用意されています。

    参考>>https://ds-pharma.jp/gakujutsu/contents/chemist/study/kenshu.html

    これは「研修認定薬剤性制度」と言われるもので、ブランクのある薬剤師だけでなく現役で薬剤師業務を行っている人たちも定期的に参加する研修です。

    研修では自分で受ける課題を選んで研究に生かしていくこともできますので、全薬剤師が自分に必要な課題を選んで利用していけます。

    研修は「研修手帳」を入手して受講シールを貼付していく形で行われるのであとからどういった研修を受けたかということも把握がしやすくなります。

    何より現場最前線の様子を短期間で知ることができるので、長く職場から離れていたという人にはとてもおすすめになります。

    研修制度が充実した職場を選ぶ

    薬剤師協会が主催する研修も便利ですが、もう一つ注目をしたいのが各職場で用意されている研修制度です。

    大手調剤薬局チェーンなどでは、新人薬剤師やペーパー薬剤師といった実務経験の乏しい人材に対して積極的に研修を行う制度が取られています。

    こうした社内研修制度は案外調剤薬局ごとに大きな差があるので、新たに職場を選ぶときにはそうした制度の有無もしっかりと調べておくようにしましょう。

    研修制度と合わせ、子育てをしている薬剤師のための託児所制度や時短業務ができる契約社員の制度も整備されている施設は数多くあるのでそうしたところも職場選びで重視したいポイントです。

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    コンサルタントのアドバイスを活かして

    薬剤師歴8年30代女性の転職体験談

    薬剤師として勤務をして5年が過ぎた頃から、自分が本当にやりたい仕事は何なんだろうと考える機会が増えてきました。

    20代の頃はただがむしゃらに上司からの指示を受けミスがないようにと気をつけながら仕事をしてきたのですが、ある程度仕事を覚え自分の判断で仕事をする機会が増えてきたことでこれからの長い薬剤師人生において本当にやりたいことを探したいという気持ちが強くなってきたのです。

    現在就いている仕事も大きな問題があるというわけじゃないのですが、ずっと一つの職場しか知らないというのも物足りなく感じ、より広い世界でたくさんの人を相手にした薬剤師の仕事はないかと考えてきました。

    とはいえ既に新卒のときに就職活動をしてから数年が経過しており、現在どういった求人が出ているか全くわかりません。

    そこでまず私がとった手段が、数多くの求人情報を集めるサービスサイトでの検索でした。

    参考>>https://www.ph-10.com/

    コンサルタントのアドバイスで転職のヒントを

    求人情報を集めるために利用したサイトでは、会員登録をすることで転職エージェントに相談ができるようなシステムになっていました。

    私の場合、何か明確な目標があるわけではないしキャリアアップ願望も非常に漠然としたものだったのですが、実際に相談に行ってみたところきちんと話を聞いていただきいくつかのキャリアパスプランを提案してもらえました。

    薬剤師の就職先は本当にたくさんあり、自分だけではどういう仕事に進むのがいいのか悩むところだったのですが、やっぱりプロの意見は説得力がありいただいた資料などから自分のキャリアについて詳しく考える機会になりました。

    結果そのアドバイスを生かし現在の職場を含めたいくつかの施設に応募をし、内定を受けることができたのです。

    思い切って行動をしてみて本当によかったです。

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    女性薬剤師の転職

    薬剤師歴5年30代女性の転職体験談

    薬学部に入って驚いたのは、非常に女性の学生が多かったということでした。

    高校時代から理系の科目が得意であったこともあり、将来は医療系の分野に進みたいと以前から考えていたのですが、高校の進路の先生の勧めもあり薬学部の受験を決めました。

    薬剤師という仕事は医師のように難関試験を受けなくてもよく、また解剖など心理的につらい業務をしていくこともありません。

    女性として長く医療系の仕事をしていくなら薬剤師はとても適しているというふうに言われたこともあり、一生をかけてできる仕事として魅力を感じたのが薬剤師を目指した動機です。

    私と同じようなことを考えたのでしょう薬学部ではたくさんの同性の友人もでき、忙しいながらも楽しく学生生活を送ることができました。

    こうした女性比率の多さは実際に薬剤師として勤務してからより実感するところであり、話に聞いていたよりもずっと女性にとって働きやすい環境が整った仕事なのだということがわかりました。

    新卒で最初に就職をしたのは大手調剤薬局であり、大病院の側にあったこともあり就職して最初の数年でかなり貴重な調剤の経験をすることができました。

    結婚後の働き方に迷った時期もありました

    20代も半ばも過ぎた頃から、結婚や出産を意識するようになりました。

    以前からできれば早めに結婚をして若いうちに出産をしておきたいという希望は持っていたのですが、実際にそうしたキャリアの中断があった場合にきちんと薬剤師としての仕事を続けていくことができるかということには不安を感じることもありました。

    自分自身、子供の時にはほとんど両親が家にいないという寂しい思いをしてきたこともありますので、できれば結婚後は仕事をするにしてもあまり自宅を留守にしすぎることなく家庭を大切にした働き方がしたいと思ってきたこともあります。

    いろいろと悩みましたが、当時勤めていた調剤薬局はキャリア志向の人が多く、仕事において求められるスキルも相当高いものであったことから産休や育休を取得するのではなく、退職をするということを選択しました。

    退職後には心に余裕を持って出産に望み、念願の第一子をもうけることができしばらくは子供のために専業主婦として過ごしていました。

    子供が1歳になる頃から再就職を意識するようになり、その場合にはどういった働き方ができるだろうと探しているうちに、時短業務で勤務ができる自宅近くの調剤薬局の求人を見かけました。

    契約社員から正社員を目指す

    その調剤薬局は薬剤師専門の求人紹介サイトで見つけたのですが、いろいろと企業について調べてみたところ女性の採用にかなり積極的であり、また子育て中の人に利用しやすい制度が整っていることがわかりました。

    実際に転職活動をしたときにも、私の希望である「数年は時短業務で仕事をしたい」ということを受け入れていただき、契約社員という形で就業をスタートさせることができました。

    現在は転職をしてまだ1年も経っていないのですが、今後子供が大きくなって小学校などに上がったら少しずつ就業できる時間を増やし、最終的には正社員になることを目指そうと思っています。

    女性が多い薬剤師という職種だからかわかりませんが、かなり自分の希望に適した仕事を見つけることができてとても嬉しく思っています。

    子供が小さいとどうしても病気になりやすく、時々急に早く上がらないといけないこともあるのですが、そうしたときにもすぐに対応してもらえるのは本当にありがたいです。

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    キャリアプランを立てる

    薬剤師としてのキャリアパスの作り方

    薬剤師という仕事は勤務をした年数や実績によってキャリアパスが変わってくる技術職です。

    そのルートは無数といってよいほどあり、新卒としてどういった施設に就職をしその後どういった仕事をしていったかにより転職先として選べる施設の幅も変わってきます。

    勤務先として運営している企業によっては内部で昇給や昇進のための明確なプランが敷かれていることもありますが、逆に全くそうしたキャリアプランがないというところも多く存在しています。

    そのため新卒として勤務を始めたときにはそれほど差のなかった同期との年収や待遇も、10年ほどが経過したときには大きな差になって出てきてしまうということもあります。

    薬剤師として長く勤務をし、かつ自分の興味のある分野で専門性を高めていきたいと考えるなら自分自身でしっかりとキャリアプランを作っていくことが必要になります。

    キャリアプランの例としては、病院や調剤薬局などで調剤業務を経験したあとでドラッグストアなどのより給与が高い施設に移るという方法や、新たに作られる調剤薬局の支店などでの店長候補になるといったようなことがあります。

    ダブルライセンスで新しい職場を求める

    より専門性の高い薬剤師を目指すということなら、ダブルライセンスを取得するということもおすすめです。

    薬剤師の資格は全国~世界的に通用する非常に専門性の高いものですが、よほど最先端の薬剤を頻繁に扱うような環境でもない限り他の薬剤師と技能的に差別化をはかっていくことはできません。

    より高度な調剤をしたり、あるいはマネジメント的な業務をしていきたいというときには薬剤師だけでなく新たに別の資格を得るという方法が早道になります。

    具体的には医師や歯科医師といった他の医師資格などで、既に薬剤師の免許を取得している「ドクター」を対象に他の資格を取得しやすい課程で編入ができるようにしている大学なども存在しています。

    参考>>http://www.seiko-lab.com/whats/hotnews/news29.html

    そうした医師免許のダブルライセンスを目指す場合には一度現場から離れて学生にならないといけないなど数年の時間が必要になりますが、取得をすることでより幅広く医療の現場に関わっていくことができるようになります。

    そこまで本格的でなくとも、他に臨床検査技師や理学療法士などの資格を取得することで病院などの施設で複数の業務を同時に担当していくことができます。

    複数の資格をどのように組み合わせていくかについてはそれぞれの環境によって方法が異なるため、先例を参考にするなどキャリアプランとしてしっかり考えていってください。

    キャリアの中断を恐れる必要はありません

    キャリアプランについての悩みでよく聞かれることとして「結婚などで一時退職をしてしまうとキャリアを築いていくことができないのでは?」といったことがあります。

    確かにずっと薬剤師として臨床の最前線に立って調剤の業務をしてきたという人に比べれば、ブランクのある薬剤師はキャリア形成に不利になってしまう面があることは否めません。

    ですが実際に勤務をしている薬剤師さんを見てみると、途中に10年近くのブランクがあったり、家族の都合で数回の引っ越しや転職をしてきたという人も多く見られています。

    薬剤師という資格は国家資格なので、仮に住所が変わっても気にすることなくどこでも仕事を求めることができるというのは大きな強みです。

    大切なのは薬剤師として人生を通しどういった働き方をしていきたいかということなので、あまりキャリア形成を高度なものと考えるのではなく、自分なりの方法として考えるようにしてみてください。