薬剤師歴5年30代女性の転職体験談

薬学部に入って驚いたのは、非常に女性の学生が多かったということでした。

高校時代から理系の科目が得意であったこともあり、将来は医療系の分野に進みたいと以前から考えていたのですが、高校の進路の先生の勧めもあり薬学部の受験を決めました。

薬剤師という仕事は医師のように難関試験を受けなくてもよく、また解剖など心理的につらい業務をしていくこともありません。

女性として長く医療系の仕事をしていくなら薬剤師はとても適しているというふうに言われたこともあり、一生をかけてできる仕事として魅力を感じたのが薬剤師を目指した動機です。

私と同じようなことを考えたのでしょう薬学部ではたくさんの同性の友人もでき、忙しいながらも楽しく学生生活を送ることができました。

こうした女性比率の多さは実際に薬剤師として勤務してからより実感するところであり、話に聞いていたよりもずっと女性にとって働きやすい環境が整った仕事なのだということがわかりました。

新卒で最初に就職をしたのは大手調剤薬局であり、大病院の側にあったこともあり就職して最初の数年でかなり貴重な調剤の経験をすることができました。

結婚後の働き方に迷った時期もありました

20代も半ばも過ぎた頃から、結婚や出産を意識するようになりました。

以前からできれば早めに結婚をして若いうちに出産をしておきたいという希望は持っていたのですが、実際にそうしたキャリアの中断があった場合にきちんと薬剤師としての仕事を続けていくことができるかということには不安を感じることもありました。

自分自身、子供の時にはほとんど両親が家にいないという寂しい思いをしてきたこともありますので、できれば結婚後は仕事をするにしてもあまり自宅を留守にしすぎることなく家庭を大切にした働き方がしたいと思ってきたこともあります。

いろいろと悩みましたが、当時勤めていた調剤薬局はキャリア志向の人が多く、仕事において求められるスキルも相当高いものであったことから産休や育休を取得するのではなく、退職をするということを選択しました。

退職後には心に余裕を持って出産に望み、念願の第一子をもうけることができしばらくは子供のために専業主婦として過ごしていました。

子供が1歳になる頃から再就職を意識するようになり、その場合にはどういった働き方ができるだろうと探しているうちに、時短業務で勤務ができる自宅近くの調剤薬局の求人を見かけました。

契約社員から正社員を目指す

その調剤薬局は薬剤師専門の求人紹介サイトで見つけたのですが、いろいろと企業について調べてみたところ女性の採用にかなり積極的であり、また子育て中の人に利用しやすい制度が整っていることがわかりました。

実際に転職活動をしたときにも、私の希望である「数年は時短業務で仕事をしたい」ということを受け入れていただき、契約社員という形で就業をスタートさせることができました。

現在は転職をしてまだ1年も経っていないのですが、今後子供が大きくなって小学校などに上がったら少しずつ就業できる時間を増やし、最終的には正社員になることを目指そうと思っています。

女性が多い薬剤師という職種だからかわかりませんが、かなり自分の希望に適した仕事を見つけることができてとても嬉しく思っています。

子供が小さいとどうしても病気になりやすく、時々急に早く上がらないといけないこともあるのですが、そうしたときにもすぐに対応してもらえるのは本当にありがたいです。